半ピアノオタの俺が淡々とあまりメジャーでないクラ曲を紹介していく
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:21:14.66ID:7w//u6rj0
昔の俺のように何かのきっかけで誰かがピアノ曲を好きになってくれたら嬉しい
説明とかはうろ覚えなところもあるので詳しい人いたら訂正してくれ
フランツ・リスト
ロマン派の作曲家&大ピアニストとして有名
この時代の作曲家ではショパンのほうが圧倒的に有名だが、俺はリストの曲も大好きだ
メフィスト・ワルツ第1番
悪魔がヴァイオリンを弾く様子を描写した音楽
最初に弦の調律から始まる、面白い曲
デモーニッシュ(悪魔的)な雰囲気がよく出てる、名曲
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:23:40.40ID:7w//u6rj0
フランツ・リスト
超絶技巧練習曲集より「マゼッパ」
ピアノオタには有名な作品
そもそも曲集の名前からしてすごい。超絶技巧練習曲ってどんなんだよ
リストはピアノのテクニックを色々開発し、ピアノによる表現の幅を広げた
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:26:14.00ID:T8huMgOB0
支援
リストもたまにはいい曲作るね
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:26:14.97ID:7w//u6rj0
フランツ・リスト
ハンガリー狂詩曲集より、第6番
狂詩曲ってのもあまりクラに馴染みがない人には変な名前だが、これは「ラプソディ」の和訳
曲集の中では2番が有名だが、6番の脳天気なノリも最高
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:27:57.81ID:DEzwiyft0
ちょwwwwリストから始めるとかwwww
お前はわかってる
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:29:05.97ID:7w//u6rj0
フランツ・リスト
ちょっと技巧的な曲が続いたので、ここらで一息
コンソレーション 第3番
コンソレーションは「慰め」という意味
6番まであるが、その内の3番が一番有名
愛の夢のような甘い曲も得意なリスト
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:30:46.83ID:fI2kVO3W0
自分でも弾く。今はリストの超絶技巧練習曲第11番を練習中
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:34:18.84ID:7w//u6rj0
リストだけでも1スレ消費してしまうくらいたくさん紹介したい曲があるが、
他の作曲家もやっていく
フレデリック・ショパン
名前だけは誰もが知っていると思われる、ほぼピアノ専門の作曲家
エチュード(練習曲)、作品10より第4番
エチュードには作品10と作品25があって、それぞれ12の曲がある
有名なのは10-12の革命とか、10-5の黒鍵などだが
この10-4は左右両手を交互に鍛えるための曲
後半の盛り上がりは素晴らしい
ちなみにタダの練習曲であるはずのエチュードを鑑賞に耐えうる作品にまで仕上げたのはリストとショパン
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:38:01.93ID:7w//u6rj0
フレデリック・ショパン
バラード第3番
バラード、というとPopsでは「なんか、ゆったりした曲」みたいなイメージが強いと思うが、本来は「物語」を描写したような
音楽の事だったはず
ショパンのバラードは4曲あり、その中では1番が有名だが、俺が好きなのはこの3番
やはり後半の盛り上がりっぷりがやばい
この動画で言うと5:00あたりから
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:41:04.13ID:GBX9wxEe0
いやメイジャーじゃなくてマイナーということか?
昔、クラシックなんかまったく聞かなかった頃の俺を基準に「メジャー」かそうでないかを勝手に決めてる
その頃の俺が名前すら聞いたことない曲はメジャーでないとする
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:42:33.11ID:7w//u6rj0
フレデリック・ショパン
ポロネーズ 作品44
ショパンのポロネーズといえば、英雄ポロネーズ!が定番
個人的には「幻想ポロネーズ」が一番好きなのだが、あまりクラを聞き慣れてない人には
退屈かと思い、こちらを紹介することにした
これも極めてショパン色がよく出てる曲だと思う
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:45:43.05ID:zKhGnFva0
>>1
クラシックは知らないけど良かったよ
リストっての聴いてみる
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:50:51.99ID:7w//u6rj0
フレデリック・ショパン
24の前奏曲より第24番
前奏曲(プレリュード)とは本来、何かの「前」に演奏される曲のはずだが、それだけを曲にしてまとめてしまった
ショパンはこういうことをよくやる
ちなみにこの24の前奏曲の中の第7番はかの有名な「太田胃散」の曲、第15番は「雨だれ」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:47:09.54ID:7w//u6rj0
フレデリック・ショパン
華麗なる大ポロネーズ
本来、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」とセットにして紹介されるものだが、
あえて華やかなほうのこちらだけをピックアップ
ショパンの華やかな一面がよく出てる名曲だと思う。専門家には「内容がない」とか酷評されることもあるが。
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:54:04.06ID:GBX9wxEe0
いろいろいるが、アラウ、ミケランジェリ、クライネフ、ニスマンなど
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:55:07.53ID:7w//u6rj0
ジョルジ・リゲティ
いわゆる現代音楽の作曲家
現代音楽なのに「クラシック」とは?と俺も思うが、一応「クラシック」の発展っぽい流れで来ている作曲家は
全部クラシック音楽の範疇に含むのが慣習っぽい
ピアノのための練習曲集第1巻より第1番「無秩序」
これも練習曲なの?と言いたくなるほど無秩序に聞こえるが、右手と左手のリズムがずれているのが原因
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 07:59:37.01ID:7w//u6rj0
ジョルジ・リゲティ
ピアノのための練習曲集第1巻より第3番「妨げられた打鍵」
動画を見てもらえばわかるが、なんか指をあらかじめ鍵盤においておき、押しっぱなしにして音が出ないようにしている
曲自体は相変わらずカオスな感じだが、複雑なリズムをどうやって単純に弾くか、という面白いことに挑戦している曲
音がでない鍵盤があることによって、そこの部分の音はなくなり、結果としてリズムが複雑に聞こえるということ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:04:04.37ID:7w//u6rj0
クロード・ドビュッシー
フランスのいわゆる「印象派」の作曲家
リストやショパン(ロマン派)の少し後の時代
印象第2巻より「そして月は廃寺に落ちる」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:10:44.89ID:7w//u6rj0
クロード・ドビュッシー
ベルガマスク組曲より「プレリュード」
4曲ある中の最初の曲
ちなみに3番目は有名な「月の光」
ドビュッシーの曲は不思議な響きがする
今までにない斬新な和音を響かせ、それまでの和声理論よりも響きの感覚を重視したから(だったはず)
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:16:26.02ID:7w//u6rj0
フランツ・リスト
パガニーニ大練習曲より「第6番」
3番はかの有名な「ラ・カンパネラ」だが、この6番もお気に入り
この曲の主題(冒頭で弾くメロディ)は「パガニーニの主題」と言われ、いろんな人が色んな変奏曲を作っている
何か大勢の作曲家の心をひきつける魅力があるんだろうか?
変奏曲って形式はピアノ曲の場合、色んなテクニックを駆使して見せることも多いので、ピアノ好きとしては
ぜひ聞いておきたい
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:21:47.53ID:7w//u6rj0
パガニーニの主題による変奏曲を紹介したくなった
ヴィトルト・ルトスワフスキ
ポーランド(ショパンを生んだ国)の現代音楽作曲家
二台ピアノの為のパガニーニの主題による変奏曲
現代音楽らしい、変態的な響きの中にもパガニーニの主題は光る
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:26:16.09ID:7w//u6rj0
ファジル・サイ
ジャズ風パガニーニの主題による変奏曲
ファジル・サイはトルコのピアニスト。
現代のピアニストはほとんど演奏専門であまり作曲をしない(発表しない)が、彼は比較的積極的に自作を演奏する
完全オリジナルでは「ブラックアース」という、ピアノの弦を直接触ることで響きを変える作品を作曲している
他にもジャズ風トルコ行進曲などもあるので興味あれば聞いてみるべし
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:32:36.71ID:7w//u6rj0
イゴール・ストラヴィンスキー
ロシアの作曲家
(定義はいろいろあるが)現代音楽のハシリのような作品、
「春の祭典」の初演で大騒ぎになったことは有名
また、吹奏楽の人にも愛される「火の鳥」「ペトルーシュカ」でも有名
ペトルーシュカからの3楽章
当時、「世界一難しいピアノ曲」とも言われた難曲
オーケストラ作品であるペトルーシュカの色鮮やかな魅力をそのままピアノで表現しようとする名曲
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:41:27.28ID:7w//u6rj0
技巧的な曲に偏りがちになってしまうが、超絶技巧はピアノ演奏の一つの大きな魅力だと思っている
フランツ・リスト
グノーの歌劇「ファウスト」のワルツ
最後のグリッサンド連続部分が面白い
リストはこういう当時有名だったオペラや交響曲、歌曲などのピアノ編曲をおおく手がけている
今のように録音という手段がない時代、ピアノ1台によって色んな曲を紹介できる手段として有効だった面もあるが、
メインはやはり技巧を駆使してドヤ顔をすることにあったのではないかと思う
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 08:50:59.30ID:7w//u6rj0
セルゲイ・ラフマニノフ
身長2mあったとされる、大柄な作曲家兼ピアニスト
最後のロマン派とも言われる
その大きな手を生かした豪快な響きをもつピアノ曲を数多く作曲
絵画的練習曲「音の絵」作品39より6番
この曲は狼から逃げる赤ずきんの話を描写しているとも言われる
左手の大きな跳躍が目立つが、細かい16分音符による同音連打の軽い音を出さなくてはいけない
部分などもあり難曲
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:04:02.32ID:7w//u6rj0
アルベルト・ヒナステラ
アルゼンチンの現代音楽作曲家
現代音楽というとなんだかわからない無調のデタラメに聞こえる作品も多いが、民族色が色濃く出た
特徴的な作品もまた多い
特徴的な作品を書く代表株のような作曲家
ピアノソナタ第1番より4楽章
Ruvido ed ostinato
エネルギッシュで前進し続けるような面白い作品
ちなみに現代音楽は著作権が切れてない場合が多いので、他の多くのクラシック曲と違い、楽譜がすごく高いことが多い
この曲の楽譜は5000円近くした…
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:11:24.06ID:7w//u6rj0
セザール・フランク=バウアー
プレリュード、フーガと変奏曲
セザール・フランクのオルガン曲をバウアーという人がピアノ用に編曲した作品
まずプレリュードで哀愁ただよう、オルガンらしいメロディを奏でたあと、フーガにうつる
フーガとは、簡単に言うと「追いかけっこ」するような曲。右手で弾いたメロディを左手が後追いする形で
弾いたりするのを楽しむ。
フーガを楽しんだあとは、最後の変奏曲が静かに始まり、最初のメロディーが帰ってくる
ここの部分が圧巻で最高に好きだ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:12:23.48ID:7w//u6rj0
>>62
このリンクは曲の前半部分しかなかった
正しくは以下↓
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:18:08.54ID:7w//u6rj0
ヴォルフスブルク・アマデウス・モーツァルト
クラシックをまったく聞いたことがない人でも名前は知っているであろう、大作曲家
その天才性は俺程度では説明できない
ピアノソナタ K.330 第1楽章
ピアノソナタといえば、いわゆる「トルコ行進曲」や、学習者のための「K.545」が有名だが
あえて、K.330を取り上げる
今の耳で聞くと極めてシンプルに、美しく響くだけの作品に聞こえるが、誰にでも作れそうで
誰にも作れないそのシンプルな魅力は語り尽くせない
モーツァルトのソナタは聞いても楽しい、弾いても楽しい
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:18:40.45ID:7w//u6rj0
>>64
ヴォルフスブルクってなんだ
正しくはヴォルフガング
予測変換め
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:24:56.13ID:7w//u6rj0
モーリス・ラヴェル
ドビュッシーと並ぶ、フランスを代表する作曲家
ピアノ曲ではないが、「ボレロ」はよく紹介される代表作。しかし、ピアノ好きとしてはやはりラヴェルのピアノ曲を
聞いてほしい。有名な「亡き王女のためのパヴァーヌ」も良いが、
夜のガスパールより「スカルボ」
地の妖精、不気味な「スカルボ」を描いた作品
技巧的にも難しいが、その不気味な雰囲気を巧みに表現した名曲
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:31:08.65ID:7w//u6rj0
スカルボを紹介したからにはこれを。
ミリイ・バラキレフ
いわゆるロシア五人組の作曲家の一人
ピアノ好き的には、この人の作品はほぼ一曲のみといっても過言ではない
イスラメイ
http://youtu.be/Bz_iA8TSDtI
難曲中の難曲だが、演奏効果は高く、きらびやかな響きの部分と、叙情的な中間部の対照が見事な名曲
いつかはこんな曲を弾いてみたい、アマチュアピアノ愛好家の憧れの曲(少なくとも俺にとって)
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:26:22.95ID:sEU5lhBxO
喜びの島もいいね
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:39:47.21ID:7w//u6rj0
クロード・ドビュッシー
前奏曲集第2巻より「花火」
個人的にはあまり花火に思えないんだが、最初の細かいのは小さな花火の様子だと
思えなくもないか
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:46:00.05ID:7w//u6rj0
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
言わずと知れた、大作曲家
ベートヴェンの曲で最初に何を紹介しようか迷ったが
ピアノソナタ第31番第1楽章
ピアノソナタにしても月光や熱情、悲愴など有名曲は数多くあるが、ここはあえて31番を取り上げたい
全部で32曲あるベートヴェンのソナタの中で31番目の曲。
美しく、情熱的な部分もあり、後期ベートーヴェンの良さが凝縮された名作だと思う
俺は最初この曲の第2楽章を聞いて「変な曲だ」と印象に残ったところから聴き始めて
全楽章大好きになった(4楽章のフーガは最高!)
その変な2楽章↓
音が割れているがご容赦いただきたい
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 09:55:11.76ID:7w//u6rj0
ベラ・バルトーク
(リストを生んだ)ハンガリーの作曲家
ピアノを打楽器的に、野蛮に使った曲で有名
ピアノソナタ Sz.80
強烈な打鍵とリズムに特徴があるバルトークの曲に興味を持ったら
ピアノ協奏曲もぜひ聞いてほしい
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:05:04.67ID:yXLLFDyYO
>>80
これも気に入った
聴いてて楽しい曲だね
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:06:42.96ID:7w//u6rj0
アルフレッド・グリュンフェルト
グリュンフェルトは、1800年代にオーストリアで活躍したピアニスト
この時代(リスト、ショパン全盛期)は、数々の腕自慢ピアニストが競って己の技術を披露する
技巧曲をたくさん書いた時代でもあった
正統派?クラオタからは蔑まれる傾向のあるこれらの曲だが、見て、聞いて楽しく、華やかな
作品であることは間違いない
シュトラウスの歌劇「こうもり」によるパラフレーズ
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:10:46.87ID:7w//u6rj0
ヨハネス・ブラームス
音楽室に飾ってあった髭面の難しい顔をしたおっさん
この人やベートーヴェンの肖像画から「ドイツ=堅苦しい、むさい、ごつごつ」というイメージが
形作られているのではないか。
ベートーヴェンを敬愛し、彼の交響曲に匹敵する曲を書くために20年もの歳月をかけて完成された
交響曲第1番は歴史に燦然と輝く名曲
しかしここでは彼のあまり目立たないピアノ曲を紹介する
間奏曲 作品118より1,2番
最初の響きからしていかにも、という感じがする
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:13:40.04ID:7w//u6rj0
ブラームスからもう1曲
ラプソディ1番
http://youtu.be/udDvtt-0dj4
ピアノをある程度長く習っている人には比較的メジャーかも知れない作品
2番もあるので、こういった作風が好きな人にはオススメ
同じラプソディ(狂詩曲)とは言っても、リストのそれとはまったく違う雰囲気に着目したい
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:17:17.43ID:7w//u6rj0
ブラームスの小品をさらに1曲
ワルツ 15番
短い小品だが、愛らしく、優しい
生涯結婚することのなかったブラームスだが、自分の子供がいたら
こんな曲を聞かせたいと思ったのだろうか…
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:28:47.44ID:7w//u6rj0
ブラームスと関係が深いといえば
ロベルト・シューマン
シューマンの妻、クララ・シューマンのことが好きだったブラームス
しかし生真面目な彼はシューマンが死んだあとも手を出すことはなかった、と
シューマンのピアノ曲は彼自身が精神的な疾患を患っていたのと、
無理な練習のために指を痛めてピアニストへの道を諦めたせいなどもあり、
少し無理気味な指示や音の並びをしていることがある
ピアノソナタ 第2番
個人的にはこの焦燥感あふれる感じがあまり好きになれない
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:37:33.00ID:7w//u6rj0
そろそろ練習しにいくので、最後に一番好きな作曲家の曲を
何曲か紹介して終わる
セルゲイ・プロコフィエフ
1800年代後半~1900年代半ばまで活躍したロシアの作曲家
バルトークと同じく、ピアノを打楽器の一種とみなしたような作風に特徴があるが
それだけではなく、妙に歪んだような、それでいて慣れると中毒になるメロディと和音が
素晴らしい
ピアノソナタ 第6番より第1楽章
ピアノソナタの6番~8番までは「戦争ソナタ」といわれ、第2時世界大戦中に作曲された
内容は戦争と関係があるともないとも思えるが、個人的にはあまり戦争を直接描写してるようには聞こえない
暴力的ともいえるが、金属臭がするようなその響きは慣れると何回も聞きたくなるから不思議だ
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:43:11.50ID:7w//u6rj0
セルゲイ・プロコフィエフ
ピアノソナタ 第7番より第3楽章
第7番は、おそらくプロコフィエフのピアノソナタの中で一番有名だと思われるが、
それはこの第3楽章の力によるところも大きいのではないか
7拍子という珍しいリズムだが、聞きにくいことは全然なく、むしろ極めてノリやすい
また、プロコフィエフの曲の特徴として、「変な和音連発」から綺麗な和音への解決にカタルシスを
覚えるというのがあるが、その典型曲でもある
最後はメジャー中のメジャーである「ハ長調」にきれいに収束して終わる
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:48:27.31ID:7w//u6rj0
セルゲイ・プロコフィエフ
彼のピアノソナタは全部好きなのだが、それを1から順に並べても芸が無いので
4つの小品、作品4より「悪魔的暗示」
題名が示す通り、悪魔的な響きのする激しい曲
最後の高速グリッサンド2連発を真似しようとして、手を火傷しかけたことがある
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:53:43.86ID:7w//u6rj0
セルゲイ・プロコフィエフ
バレイ音楽「シンデレラ」より、「シンデレラと王子」のワルツ
ピアノ曲だけでなく、交響曲やバレイ音楽にも多くの偉大な作品を残している彼だが、
その中でもこの「シンデレラ」は俺がもっとも好きなバレイ音楽
その中の曲をピアノ用にアレンジしたもの
機会があればぜひ、彼のシンデレラを聞いてみてほしい
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:00:34.19ID:7w//u6rj0
セルゲイ・プロコフィエフ
最後に、どうしても紹介しておきたかったので、唯一ピアノ協奏曲を取り上げる
ピアノ協奏曲 第3番より第3楽章
彼のピアノ協奏曲もまた名作揃いなのだが、その中でもこの第3番は一番メジャーで
最大の名曲であると思う
プロコフィエフらしい、「(いい意味で)変態的な」心地良い響き、リズム、そして
現代に通じる新しいテクニックを駆使した名曲中の名曲
このスレの中から1曲でも気に入った曲が見つかれば幸いです
そこから同じ作曲家、同じジャンルの曲を探して興味の幅を広げていけば
クラシックの膨大な名曲群に埋もれる幸福を味わえると思う
それではさようなら
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:52:55.04ID:yXLLFDyYO
>>1乙
ピアノ曲はあまり聴かないからなかなか楽しかった
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) (2008-09-26)
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>>1の話し方がうざい
なかなかいいセンスしてる。哲学ではなく純粋な芸術としてのクラシック音楽の集大成は20世紀ロシアにある。
※1
クラオタってのは気持ち悪いものなんだ
※2とかね
ベートーヴェンの31番は3楽章までしかないぞ。
最終楽章は2に分ける習慣はなかったはず。
28や23、21とかは分けられてると言ってもいいけど。
でも31をいきなりあげるのは通だよなぁ。
>>1の解説が微妙に間違ってるのが目に付くなあ。解説いらないから、曲名だけ挙げてた方が良かった。
たとえば、ベートーヴェンのピアノソナタ31番には4楽章はない。28番と違って3楽章を二つに分けて数えるのは聴いた事がない。
それから、>>36の「ショパンはこういうことを良くやる」というのも意味が分からないなあ・・・その他の例を是非挙げて欲しい。単品でも鑑賞に堪えうる曲を、調性配列を工夫して(ハ長調→イ短調→ト長調…)一つの大きな枠として成立させたのは、ショパンの作品だけでは前奏曲だけだと思うが。
夜のガスパールだと「水の精(オンディーヌ)」もいいね
愛の夢3番や月光3番みたいに聴きやすくて綺麗なメロディの曲が知りたい
ニコライさんが居ないじゃん。
Toccatinaって曲はクラシックの中でも最高にカッコいいと思うんだけどなぁ
メトネルが無いとか・・・
リストと言えば巡礼の年と溜息が至高。弾きにくいが。
※5
ショパンのエチュードがそのハシリだよ。
前奏曲はその構想を完全にしたもの。
ショパンは絶対音楽を標榜していたからバラードの物語云々は間違ってるし、プロコの7番三楽章の終わりは変ロ長調。
色々間違いはあるけどなかなか面白いチョイスだし楽しめた。
半オタとか微妙な予防線張って自己の承認欲求を満たしたいだけのにわか
やっぱシューマンのクライスレリアーナだろ。
アルゲリッチの7番聞いて鳥肌たった。そしてクラシックに目覚めて必死に練習した。
ブラームスのラプソディも神がかってる。どちらも現代のどの激しい曲よりも勝てる要素が無いと思う。構成から盛り上げ方まで完璧の一言。
ショパンのバラード3番もいいけど、4番のカデンツは狂気入ってると思う。
幻想ポロネーズを出すとは非常に解かってるな。幻想曲といえば即興曲よりも
ポロネーズのが素晴らしい。
でも主観なんて人それぞれ。色々あると思う。
なにがオタクだよwにわかが好みそうなラインナップじゃねーかw
とりあえずラフマのピアノ協奏曲2番聴いとけ
もしかして、(*^^*)
ショパンバラード三番ですか?
リストは好きだけどつぇるにーで脱落した自分には弾けません><それにクラシックかと聞かれれば、「?」ってなるのは私がにわかだからですか
ラヴェルは私的には現代的で突飛すぎて、好きになれない。ショパンとびとーべんすきー!
オケ含めれば、ビゼーが琴線に触れまくってやばい
クラ曲ってピアノ伴奏のクラリネットソナタとかかと思ったじゃないかどうしてくれる。
シューマン好きじゃないとか言うなら挙げんなや
中途半端なラインナップ並べやがって
クラオタとかクラ曲とかクラリネットの立場はどうなるんだ
ギーゼキングが好きだ
サティはどうした
19は、演奏家ならの話ね。
な、なんで※欄のみんなはそんなに詳しいの?
すげぇなぁ
初っ端から発表会でよく弾かれる超メジャーな曲ばかりでワロタ
エリーゼは名曲だよ。
生徒が弾きたがるからね(^-^)/
リヒャルト・ワーグナーの「メッテルニヒ侯爵夫人のアルバムのために」は?
俺小3のとき革命のエチュード4日でマスターしたけど、あの頃まだ手が小さかったからすげぇ疲れた記憶があるわ
メジャーどこばっかやな。これもメジャーだけどアルベニスとかもたまには出てきてほしい
バッハのトッカータ7曲が個人的に至高だと思っている
※4※5
Op.110を4楽章とするのは確かにおかしいけれど、
終楽章のフーガが初出する部分でトラックを切るCDがたまにある。
かなり違和感があるけどね。
たぶん>>1がそういうCDを所有していて、勘違いしたんでしょ。
バラードは物語の描写では決してない。
ショパンのバラードに限って言えば、
物語(または詩)にインスピレーションを受けて
作曲しているが、ストーリー性との関連は無いよ。
自分はセヴラックが好きかな。
にわかきもいしね
※20
ドビュッシー、ラヴェルときてサティが無いのがガッカリだ。
個人的にリゲティがあったので満足