うちの爺さんが童心に還って逝去するまでの話をしたい

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 18:52:51.59ID:tCOMdGuU0
自分語りスレ
なんかvipがよく分からん騒ぎ?になってるけどシラネ
俺
20歳ブサメンもやし
サンデー派
ボンボン派
爺さん
享年91歳
白髪白髭マッチョ
元保険屋・戦争時代は大砲を撃ってたとか
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 18:54:51.99ID:tCOMdGuU0
言い忘れたが書き溜めなしスマソ
何から語ったものかと思うが、
俺は昔から爺ちゃんっ子だったように思う
俺は千葉に、爺さんは静岡に住んでいて、
年末年始や夏冬休みとかのたびに遊びに行ったり遊びに来たりしてた
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 18:56:47.01ID:RBMQDAdE0
うちの爺さんも最近童心にかえってる
戦争時代は特攻隊だったみたいだけど生きて帰って来てくれた
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 18:57:18.88ID:tCOMdGuU0
爺さんはなんというかとにかく声のでかいジジイで、
親族宴会の席なんかだと爺さんの声ばかりが目立って聞こえてきたのを覚えている
もう「ぐわっはっはっはっはっは!!!」といった風に笑う
良くも悪くも気持ちのいい爺さんだった
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:00:49.55ID:tCOMdGuU0
書き溜め無いのは本当にスマン
俺はそんな爺さんに幼いころからそりゃあもう懐いていて、
会うたび爺さんの顔を見つけるなり駆け寄っていっていた
爺さんもそんな幼き俺の頭をぐわしと鷲掴みにし、
その辺の小石ならカチ割れそうな大声で「よく来たなあ! まずは飯だ!」と俺を引きずって行った
父ちゃん母ちゃん空気だな
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:05:09.28ID:tCOMdGuU0
言い忘れてたが父方の祖父だ
さて、そんな風にしてよくよく顔を合わせていた俺(ら一家)と祖父母だが、
あるとき爺が俺の持っていたおもちゃに目をつけた
「ベイブレード」
俺は当時から(今もってその癖は抜けていない)
自分の気に入った小物を持ち歩く癖があったので、
たぶん母ちゃんあたりから貰った巾着袋に詰め込んでいたそれで遊んでいたところを爺さんに見つかったというわけだ
この時、たぶん小学生くらい
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:08:11.70ID:tCOMdGuU0
「なんだあ、それは」と訊ねる爺さんに、俺は嬉々として応えた
そりゃ自分の好きなものに他人が興味を持ってくれたら嬉しいじゃないか
これはベイブレードっていってね、コマでね、よく回ってね、うんぬんかんぬん
まあ子供の説明能力だしな、ぶっちゃけ俺もこんな細かいところ覚えてないけど
しかしこれが予想以上に爺さんのツボにはまったようだ
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:13:04.61ID:tCOMdGuU0
それを機に、爺さんと俺はよくよくベイブレードで遊ぶようになった
爺さんの持ち駒はドランザー固定で、俺の持ち駒は主にドラグーン
第何世代型かは覚えてないけど
後になって気付くんだが、爺さんはいわゆる主人公カラーというのか、
赤色青色白色あたりを基調としたカラーリングが好きだった
理由は「かっこいいから」、俺も同意だった
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:20:22.83ID:tCOMdGuU0
爺さんもマイベイブレードであるドランザー(俺があげたもの)を用意し、
俺も爺に会いに行くたびに新しいベイブレードを仕入れ、そして闘った
二人仲良く叫んだ『ゴォ――……シュート!!!』のこえは今でも耳についている
最近のおもちゃは大したもんだなあ、もう単なるコマじゃあないんだな、
俺だって昔はベイゴマは上手かったんだぞ、うんぬん
飯の時間等の小休止では、爺さんはこのベイブレードというものにしきりに感心し、
手に取って眺めまわしたり、分解してまた組み立てたりしていた
そうやって飯の時間に手遊びをしているのをよく婆さんにとがめられてもいた
たいてい俺も一緒に叱られていたが、決まって爺さんと肩を組み適当に反論しつつまたいじくっていた
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:21:47.04ID:tCOMdGuU0
さてベイブレードも俺と爺さんの間で相当なブームになったのだが、
しばらくすると次の波がやってきた
「ビーダマン」と「メダロット」である
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:27:22.47ID:tCOMdGuU0
きっかけというか、経緯も今までと同じ
俺が持って行ったビーダマンやらメダロット(バトルコレクションという小さなフィギュアだ)に爺さんが目をつけ、
そしてこれがまたしてもハマった
ベイブレードの件でもそうだったが、俺はあまり専門的な改造とか
組み換えとかは分からん
なんかかっこよさそうなものを買って(親に買ってもらって)、
ノリで組み替えたりするだけだ
そのにわか者っぷりも爺さんと話を合わせやすかったんだろうな
あんまり専門的なことでむきになる性格だったら爺さんが置いてけぼりだったろう
そこにあるものをノリで楽しんでて、それでいいって感じの遊び方だった
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:33:07.84ID:tCOMdGuU0
アニメとかも一緒に観たことがあるが、こっちはあまり爺さんのノリには合わなかった
いわく、チカチカして観づらい、とのこと
当事の俺は微妙に不満だったが(一緒にワイワイ楽しめるものと思っていた)、
今にして思えばさもありなんといったところだろうな
ビーダマンでも飛距離を競ったり空き缶を倒したりしてよく競い合い、
そして二人してブーたれながら散らかした部屋の片づけをしていた
しかし爺さんの威厳皆無だな
これでもすげえ爺さんだったんだぜ
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:44:08.68ID:tCOMdGuU0
メダロットは、爺さんが初見で「なんだあこれは、ガンダムか!」と訊ねてきたところからだろうか
とりあえず爺さんにとって「子供の持つロボット=ガンダム」だった
俺はこれはガンダムじゃないよ、メダロットっていうんだ、とかなんとか釈明し、またこれにはまった
爺さんはヘッドシザーズ派だった
あと爺さんが好きだったのは、ウォーバニット・ロールスター・シアンドッグ・等々
俺が好きなのはメタルビートル
あとはビーストマスターやらナイトアーマーやらの厨パ
こちらは闘ったりといったことは無かったが、
(爺さんはゲームをしない人だった、アニメがチカチカして見づらいという人にあんな薄ら暗い小画面でものを見ろという方が酷だろう)
小フィギュアをいじくったりしながらあれがかっこいいとかここがいかしてるとかいう話に花を咲かせた
余談だが俺はメダロットは今までのやつはほとんどプレイしている
5やnaviの未完成要素は絶対に許さない
メダロットDSはもうちょっとなんとかならんかったのか
半端な3Dでテンポ悪いし、縦シャトルランが見づらいったらない
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:47:12.62ID:tCOMdGuU0
さて俺の幼少期に、といってもこの頃には既に中学生になっているが、
最後に来たブームというとこれだ
「ミニ四駆」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:54:48.85ID:tCOMdGuU0
経緯は同上、そしてこれのハマり具合といったらこれまで以上だった
そうでなくとも住人が優しいこと、お茶がおいしいこと、道が広くて長いことくらいしか取り柄のないサイレントヒル県の郊外、それはもう色々なミニ四駆を揃えては爺さんと一緒に家の脇のあぜ道をガリガリと爆走させた
また、この頃にはその土地での友人も何人かできていたので、一緒になって走った
今になって思うと爺さん浮きまくりだが、ともかく一緒になってよく遊んだ
俺の持ち機は主にトライダガー、爺さんの持ち機はマグナム(第何世代かは忘れた)
周りの友人もいろいろと持ってきていた
どうでもいいけどデザートゴーレム・レイスティンガー・ビークスパイダーあたりは今の科学力なら実物を作れそうだと思う
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:03:02.22ID:/THspJ360
>>23
おい俺の地元ディスんなwww
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 19:59:06.37ID:tCOMdGuU0
さて、会うたび会うたび何かしら発見をし、遊び、笑い、過ごしてきたが、
しかし中学も卒業するころになると俺も落ち着いてきてあんまり新しい話題が無い
それでもベイブレードだったりビーダマンだったりミニ四駆だったりはその都度やったけどな
ゴールデンタイムのアニメ離れも半ばに、新しいおもちゃはあまり発掘しなくなった
ここで〆ても難なのでなので別の切り口からもう少し爺さんの話をさせてくれ
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:08:47.11ID:tCOMdGuU0
上でちょろっと触れたがうちの爺さんはベイゴマが上手かった
鮮やかな手つきで数秒足らずのうちに手元も見ないまま糸を巻き、すぱっと放って舞台の中心に落とす
俺はというと最初は糸を巻くことすらできない有様で、
しかし爺さんに教わることでそれなりの体は持てるようになった
それでも手元を注視しながら慎重に巻いて、5回に1回は巻いた糸が潰れる
舞台の上でも当然強い
というか、ベイゴマの勝負ではラッキーパンチ以外で爺さんに勝ったことがない
コマを交換してもらったこともあるから、得物の問題ではないと思うのだが
回転数が違うのかなんなのか、俺のコマが場外にはじき出されても、爺さんのコマは舞台の中心にどっしりと居座ってびくともしないのだ
そうして決着がつくと、いつものようにやかましい声で「俺の勝ちだな!」と宣言するのである
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:15:13.77ID:tCOMdGuU0
数度しかやったことはないがメンコも上手かった
でも爺さんはうちの女性陣(俺の母と祖母)の方が上手いと言っていた
試しに挑んだらフルボッコに負け負けた
特に母ちゃんには正直ナメてかかったのだが、俺の手札ばかりがぽんぽんとひっくり返されていく
凧揚げは一度しか見たことがないが、その時は鮮やかに揚がっていた
そうこうして俺がゲームやTVに張り付かずに育ったのは、今にして思えば爺さんの功績が大きいな
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:19:08.92ID:tCOMdGuU0
そういえばガンダムも触れたことがある
が、これもメダロットほどには揮わなかったな
メダロットくらいシンプルなディザインが丁度良かったのかもしれない
……初見でメダロットをガンダム呼ばわりした爺さんは、どこでガンダムを知ったんだろう
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:28:09.38ID:tCOMdGuU0
夏といえば虫捕りがあったな
これもよくやった
これは、爺さんと父ちゃんと俺との三人で、よくよく外を駆け回った
野を越え山越え五十三次駆け巡り、というのは言い過ぎだが、ともかく外に出たらなかなか帰ってこなかった
主な標的は蝉、そして蝉の抜け殻
あとなんか俺はバッタをよく捕えてた覚えがある
カブトムシやクワガタムシなどを捕えた日には、それはもう盛り上がった
俺と爺はやかましい声で大はしゃぎ、父ちゃんもすごいな、やったな、と称賛の嵐だ
チープなプラスチック製の虫かごをぼろぼろにし、いっぱいの蝉やらバッタやらカマキリやら、 時にはザリガニ等々を詰めに詰め、 決まって家に帰る頃になると「じゃ、帰してやるか」という話になるのである
家に帰るとその日の武勇伝で盛り上がるが、女性陣の反応は割と適当である
やっぱりこういうことで盛り上がれるのは男だけなのかね
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:31:35.91ID:tCOMdGuU0
爺さんは酒が入るといつにも増してやかましくなる
親族会などではたいてい爺の声ばかりが俺の耳にねじ込まれてきた
俺にとっては親族会といっても大人がいつもより大きな声で仲良くしてるだけのもんであって、 軽い疎外感とともに従妹と適当に遊んでいるのがおよそ常態だった
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:32:37.36 ID:ljTY0irR0
>従妹
おい聞いてないぞ従妹なんて
スペックはよ
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:41:22.96ID:G1BcfRzjO
爺さん可愛いな
頑張れ支援
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 20:42:54.45ID:tCOMdGuU0
高校に上がってすぐの頃だ
さていつもは上のように適当に時間を潰しているのだが、
ある時爺さんが俺を呼び寄せた
こういうときはたいてい小遣いをくれたりするので、
俺は嬉々として爺さんの元へと参ずるわけだ
俺を近くに寄せるなりやおらがっしと肩を組み、分かりやすく俺に絡んできた
ただでさえでかい声なのに酒気を帯びての至近距離、
俺はもう声でぶん殴られているかのような思いである
たぶん世界が爺さんのような肺活量と腹筋の持ち主ばかりなら拡声器など発明されなかったに違いない
肝心の話の中身はなんのことはない
高校はどうだ、頑張ってるか、これからも頑張れよ、
部活に入ったのか、スキー部? そりゃあ大したもんだ、うんぬんかんぬん
こっちは越えにやられて頭痛がする中、
それはそれとして爺さんと話すこと自体は好きなのでそれなりに応対していた
しかしあるところから、爺さんの声が愁いを帯びた
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:21:48.99ID:dXbYyOqE0
中身は戦争の話だった
これまでに爺さんが戦争の話を振ってきたことはあったが、どれも一言二言で終わるものだった
俺はなあ、戦争に出たことがあるんだよ、つっても大したことはしなかったけどな
伝令係っつってな、つまり伝書鳩だ、上司の命令を部下に伝えるんだな、
お前の親父と一緒だ
しかし距離があるんだよ、あっちの基地からこっちの駐屯地までってな、
この間がおっかなくってなあ
一度だけ移動中に交戦したことがあってな、俺は何発か威嚇してとっとと逃げた
んだが、ありゃあ恐ろしかった
最後の方は大砲撃ったりもしたがな、気分的にはあっちの方がましだったように
思うよ、なんせ敵が見えないんだからな、狙いをつける奴がいて、
上司の命令で撃って、それだけさ、
自分が何やってるかなんて実感はなかったからな
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:25:47.01ID:dXbYyOqE0
正直、俺にとっては別世界すぎて、ブラウン管の向こう側から話を聞いているような気分だったが、 その中でも妙に深く心に響いた台詞がある
お前もな、自分が今、何をやっているのか、何がしたいのか、
ちゃあんと分かっておけよ
なるほど含蓄深い言葉だと思う
そのあともいくらか語った後、また大人同士の話に戻って行った
前スレで尋ねられたので答えるが、
親族会における俺の主な話し相手である従妹は現在17歳だ
まあまあ可愛い方だと思う
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:29:16.99ID:dXbYyOqE0
さて、俺と爺さんとの関係というか、爺さんの人柄等々
つまりこのスレにおける本題は前スレでおよそ話してしまったので、
ここで切り替えるのも非常に不親切だと思うんだが、そろそろ起承転結の承に
入りたいと思う
俺が高校二年の春、爺さんが倒れた
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:32:27.98ID:dXbYyOqE0
俺はというと確かにびっくりしたが、取り乱したりということはなかった
もういい歳だしな、そういうこともあるだろうと思ったし、
俺にとってはいつまでも元気な爺さんの姿が揺らぐことはなかった
案の定、数日もすれば退院してきたが、
それを機に婆さんと共にうちで同居することになった
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:35:59.43ID:dXbYyOqE0
毎日間近で見ているとなるほど爺さんの衰えも目に見えてわかるようになってきた
といってもやはり普段から快活そのものの元気なジジイだが、やはり全盛期に比べると老いが見えてきている
声のボリュームも心もち小さくなり、「ぐわっはっはっは!!!」という笑い声も「わはは!」くらいにはなっていた
幼少期には何度も見せてもらった力こぶも、ずいぶん小さくなっている
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:38:06.76ID:dXbYyOqE0
目の前で衰えていく爺さんを見るのは寂しかった
本当にもうすぐ死んでしまうのだろうかという思いが、
日に日にくっきりと輪郭を帯びていく
そして高校二年の秋、爺さんが死んだ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:40:25.37ID:dXbYyOqE0
なんでもまた倒れて、今度は助からなかったというだけの話だ
病名は詳しくは知らないが、胃と肺に同時に穴が開いたとか
俺はというと、分かっていたはずなのに妙な話だが、あまりにも唐突すぎて、
精神的に完全に置いてけぼり、茫然とするばかりだった
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:45:44.82ID:dXbYyOqE0
爺さんが死に、親族のみでひっそりと通夜を挙げて、数日もしたころ、
俺に爺さんの遺書が渡された
まぎれもなく爺さん直筆での俺宛だ
内容は要約するがこんなもんだ
俺も長くないだろうが死んでもあまり悲しむな
お前はあと100年くらいしたらこっちに来い
父ちゃん母ちゃんを支えてやれ
もうたいがい歳もくってから新しい遊びをたくさん教えてくれえありがとう
これを読みながらようやく俺は泣いた
本当に一昼夜くらい泣き通した
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:52:55.39ID:dXbYyOqE0
今でも爺さんの遺影はうちにあって、婆さんもうちに同居している
「やかましいのがいなくなっちゃったわねえ」なんて言いながら、婆さんはよく爺さんの遺影が収まった仏壇のほこりを払っている
おかげで仏壇が埃をかぶっているのを俺は見たことがない
俺もおおよそいつも通り、しかし今までのようにいわゆる子供のおもちゃで遊ぶ相手がいなくなってしまったのは非常に寂しいもので、 今でもしばしば押入れから当時のおもちゃを引き出しては手にとっていじくっている
おかげでこいつらも埃をかぶらない
爺さんは亡くなったが、彼の豪胆な笑い声や思い出は、もうしばらく埃をかぶることはないだろう
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:54:52.58ID:dXbYyOqE0
さておおよそこんなもんだ
見てくれた人はありがとう
前スレ落ちた時点で色々と滑ってる気はするけどそこはそれで容赦してくれ
何か質問があればなんでも
無ければ落としておくれ
20: 忍法帖【Lv=18,xxxPT】 :2012/01/10(火) 21:55:57.16ID:zXXq8yxs0
面白かった乙
従妹との今の関係をkwsk
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 21:58:01.35ID:dXbYyOqE0
従妹とは今でも普通に会ってる
たいてい向こうがうちに来るけど
俺のことは名前にさん付けで呼んでくるな
色っぽい話は多分ない
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 22:01:44.92ID:/iYnYaI7O
去年死んだ、歩く伝説と呼ばれた俺のじいちゃんのこと思い出した。もうすぐ一周忌だ
>>1ありがと
売り上げランキング: 620
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326189171/
良いじいちゃんだったな
1ゲット
このじいちゃんは幸せもんだな。
いい話だった
ボケちゃったじいちゃんが赤ちゃんみたいになって…みたいな話かと思ったら
良い話でよかった
※5と同じ事考えてたけど子供の遊びを一緒に楽しんでくれるなんて最高だっただろうな
爺に良いイメージ無い
男と言うだけで女より偉いと信じてるDQN
自分で茶すら入れられない屑
じいちゃんとの思い出いっぱいで羨ましいぜ。
俺もじいちゃん大好きだったけど思い出なんてほとんどないわ。
砲兵だったせいで耳が悪くなったのかな。
それで声が大きくなったのかな。
じいさんを知らないオレには羨ましい話。
死んでからも誰かの記憶に残ってるって良い事だよな
泣いた
※7は自分の価値観を他人に押し付けるのをやめてくれないか
その爺に支えられてる人だっているんだよ・・・
※11
※7は自分の爺さんがそうだったって言いたいだけなんだと思うな。
自分の父方の爺さんがそうだったから、何となく分かる。
母方の爺さんがそうじゃなかったから、余計に酷さが目についたもんだ。
ただ、自分は母方の爺さんのおかげで、爺さんに悪いイメージばかりじゃないけど、知ってる爺さんがそんなのしかいなかったらしょうがないよ。
元々童心な感じのじーちゃんが突然死んだ話じゃねーかwスレタイ違うぞww
俺のじーちゃんボケて俺のことを息子(俺のおじちゃん)だと思ってる・・・
泣いた
うちのじいちゃんも、声がでかくて元気だったなぁ…ガンであっという間に亡くなってしまったけど…。
じいちゃんの話はすごく良かったんだけど、文章が気持ち悪いのが少し残念。
童心に返るというから認知症かと思ったが違った
いい爺さんだったな
俺も去年亡くなったじいちゃんを思い出したわ・・・。
スレ主みたいに色んなことをしてあげられたら良かったのになぁ。
なーんにもしてあげられなかった。ごめんね、じいちゃん。
認知症のジジイの奇行を書くスレじゃねーのかよ
つまんね
いい爺さんだしこの>>1文章うまいな
メダロットとか世代だったからじわっとくるものがあった
俺はもうまともに会話もできなくなった爺さんしか知らなかったけど
やっぱり子供のころ一緒になって遊んでくれる人って素晴らしい存在なんだな
やたら従姉妹に食いついてるやつはなんなんだw
そういえばガンダムも触れたことがある
が、これもメダロットほどには揮わなかったな
メダロットくらいシンプルなディザインが丁度良かったのかもしれない
これわかるわ、ガンダムってなんていうか絵に描いて遊ばせるような余裕が無いんだよな、情報量が素人お断りみたいな感じで
メダロット、カービィの落書きは当初流行ったなあ
文章上手いよな。読みやすくて田舎の懐かしい感じがする
1のじいちゃんは対等に遊べる孫がいて幸せだったことだろうな
うむ、こういう淡々としたしっとり系の話もいいもんだ
俺も爺さんにもっと孝行してやりたかったよ
>>1は爺さんにすごくかわいがってもらったんだな。よかったな。
いいお爺さんがいて、良かったね。
こっちも幸せになった。ありがとう。
認知症になる話かと思ったわ
1は文章上手いな
こういう歳のとり方なら老化だって受け入れられる
元の性格も大きいんだろうけど
最後の「新しい遊び~」ってのが、等身大ですごい良かった。
泣いた
久々にいい話を聞いたわ、じっちゃんとは一度も会うことのなかった俺にはなんとも言いがたいけど
いい爺さんだ。久々にいろいろ思い出したよ。
俺のじじいも、面白い人だったが、いろいろあって自殺しちまったよ。
あの年まで生きて、なにも自殺しなくても良かったのにな…
爺さん孝行しようと思った
この1は文章が、すごく上手いな。プロかプロ未満が、練習がてらスレ建てたの?と思った。理想的な3世代、が書かれてるけど、文章が上手いから、嫌味がない。スルスル読める
( ;∀;) イイハナシダナー
久しぶりに心に響いた
ありがとう>>1
ステマ騒動あってから相槌少なくなったなwwww
読みやすいからいいけどwwww
ええ話や
爺さんの遺書の最後の一文泣かせるなあ
文章上手いなあマジで
2ch的なテンポの良さはないけど、純粋な文章力ではこれまで読んだ中で一番だわ
いいじいさんだな…
うちの死んだじいさんは会った事もない俺に毎晩枕元に立って腕組んでるわ
久しぶりにじいちゃんのこと思い出した
いいスレだ
しかし文章うまいなこれ
爺さんにあったことないんだよね
生まれるずっと昔に死んでるし
/. ノ、i.|i 、、 ヽ
i | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ |
| i 、ヽ_ヽ、_i , / `__,;―'彡-i |
i ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' / .|
iイ | |' ;'(( ,;/ '~ ゛  ̄`;)" c ミ i.
.i i.| ' ,|| i| ._ _-i ||:i | r-、 ヽ、 / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_
丿 `| (( _゛_i__`' (( ; ノ// i |ヽi. _/| _/| / | | ― / \/ | ―――
/ i || i` - -、` i ノノ 'i /ヽ | ヽ | | / | 丿 _/ / 丿
'ノ .. i )) '--、_`7 (( , 'i ノノ ヽ
ノ Y `-- " )) ノ ""i ヽ
ノヽ、 ノノ _/ i \
/ヽ ヽヽ、___,;//--'";;" ,/ヽ、 ヾヽ
ばかだから文字多くて読む気失せた 無理www
去年死んだじいちゃんともっと一緒に過せばよかったなあ・・・
表現が上手いところが随所にあった
所々は、語句の使い方が適切でない部分もあったけども
昔の文豪の本を読んでる感じが窺える
いい文章でした
もう少し全体のバランスとか勉強したら、いい作家になれそうな気が、、
じいちゃんの手紙ジーンときた(´・ω;`)
孫といっぱい遊べて、充実した人生だったんだろうね。
91の爺の直筆が良く読めたな
老人の筆跡は解読不可能なモノが多いのに…
婆がまだ達者と言う事は結構年齢差もあるのかな?
読みやすくてあっという間に読めた!
爺さんと仲良い孫のお話、すげぇほっこりしたわ。
お爺さんと一緒に楽しく過ごした思い出があって羨ましい。
>>40
うちも俺が生まれるずっと前に爺さんはこの世を去っていた。
小さい頃、よく爺さんの遺影を見て「爺さんと話をしたかったなぁ」と思っていたよ。
岩泉舞の「七つの海」
こんな感じの話で思い出した。